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優れた切削性能で加工時間を短縮

鹿児島県霧島市を拠点とするマイクロカット株式会社は、難削材の高精度加工や複合形状加工を得意とする。高度なプロ技術と徹底した品質管理を強みとし、世界に通用する最先端のものづくり集団を目指している。経営方針は「世界最先端の標準化された加工技術を確立し、お客様の発展に貢献できる製品作りを行う」ことである。

設備
西別府氏が切削油を変える決断に至ったのは、工具寿命と液寿命の延長を図るためであった。また、他の作業員から「切削油の臭いが酷く、手荒れにも悩まされている」と報告を受けたことも、切削油を見直すきっかけとなった。

以前は他社製品を使用していたが、信頼している商社の担当者よりブラザー・スイスルーブ社のシナジー 735とブラソミル GT 15を紹介され、1ヶ月間のテストを実施した。総合的に良い結果が出たことから、医療関係機器の部品加工を行う2台のNC旋盤にシナジー 735を、半導体製造装置関連の部品加工を行う5台のNC自動旋盤にブラソミル GT 15を導入することにした。

「シナジー 735を使い始めてから工具寿命は10%延び、以前は平均6ヶ月だった液寿命は8ヶ月に伸びました。ブラソミル GT 15に関しては、切削性が良くなったことで加工時間が15%短縮し、生産性も向上しました。両製品共に、これまであった臭いや手荒れ問題が解消したと作業員から報告を受けています」と西別府氏は話す。

西別府氏が主導で行った今回の取り組みは、利益率の改善と売上に貢献したとし社内で評価された。マイクロカット社では、業務の改善に取り組み結果を残した部署を表彰する社内表彰制度が設けられている。「私が所属する開発事業部二部が評価され、トップの成績で表彰されました」と西別府氏は笑顔で語った。

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